PROMINAR で半AF [レンズ]

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月(月齢10.4):Nikon D810A(DXモード):PROMINAR 500mm F5.6 FL+TX17+TC-16A (トリミング有り)
2015:07:26 20:02:18 SS:1/400sec f:11.0 ISO:800

今日はレンズのお話。昨年、鳴り物入りで入手したサンニッパもいつの間にやら「PROMINAR 500mm F5.6 FL」というレンズにリプレイスされました。彗星写真を撮る時に少しでも明るいレンズをと普段使いでも両立出来そうなサンニッパを選んでみたのですが、周辺星像の安定を求めて結局f4位上に絞って撮ることが多く、それならもっと描写の良い「PROMINAR 500mm F5.6 FL」(TX07装着で350mm F4)でもいいのではと思った所でほぼ等価交換の出物中古が現れましてサンニッパをドナドナ。
「PROMINAR 500mm F5.6 FL」の描写は文句なくこれ以上を求めるなら天体望遠鏡しかないというレベルなのですが、いかんせんMFレンズなのでAFを使いたい場面ではなかなか厳しいです。悶々としている時に鳥屋さんや星屋さん御用達の「BORG」の半AF化という記事が目に止まり、これならプロミナーでもとこれまた中古でキーとなるアイテムを手に入れました。

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Nikon TC-16A(改造品)

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Nikon TC-16A(改造品)

銀塩時代、ニコンがMFカメラからAFカメラへ移行する時期にMFレンズでAFさせてしまおうというコンセプトのテレコンを発売していまして、そのテレコンをちょこっと改造して最新のデジタル一眼レフで使うという手法です。(上の写真中央のレンズがカコカコ動いてAFします)
テレコンを分解してまた組み立てるなんていう芸当が自分で出来るわけもなく、オクで改造済みの中古を入手しました。

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TC-16A装着状態

このテレコンでは全域でAFする事は出来ないので、MFである程度の所までピントを持っていき、最後にAFでピント合わせをします。AF-Sレンズ使用時の親指AFとフルタイムマニュアルフォーカスと考えればそんなに違和感がありませんでした。AF時の駆動範囲が限定されている分、AF速度は意外に速い印象です。

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試写:Nikon D810A(DXモード) PROMINAR 500mm F5.6 FL+TX07+TC-16A

PROMINAR 500mm F5.6 FL用には「TX07」(350mm F4)・「TX10」(500mm F5.6)・「TX17」(850mm F9.6)の三種のマウントアダプターを所有していますが、安定して半AF動作してくれたのはTX10まででした。TX10でもTC-16Aの装着で800mmになりますから、これでAFでのピント合わせが出来るようになるだけでもありがたいです。(何を撮るんだという話もありますが...)
横方向だけですが、近くの国道を走る車をAF-Cで追ってみたら、ちゃんと範囲内でAFし続けてくれました。

1枚目の月の写真はAFは出来ませんがプロミナーにTX17をつけて更にTC-16Aを装着、D810AをDXモードにして35mm換算2,000mm近い焦点距離で撮影(したものを更にトリミング)。
デジタル時代以前の古いテレコンですが、描写の劣化はそんなに気にならないかなという印象を持ちました。
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