星間分子雲 [星景]

m45_151021_03-2.jpg
M45廻りの分子雲と流星:Nikon Df TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1
Vixen SP赤道儀(AMD-1仕様)にて追尾
2015:10:22 01:05:01~ SS:210sec f:4.0 ISO:4000 32枚コンポジット

星と星の間には何もないと思われがちですが、ガスや宇宙塵が集まって濃度が濃くなったエリアがあります。非常に淡いのでちょっと撮影した位ではなかなかその存在に気がつかないのですが、長時間撮影して丁寧に画像処理をすることでその濃くなったエリア(分子雲)を炙り出すことが出来るようになります。
先日アップしたオリオン座流星群のものと思われる流星の写り込んだカットも、同じように撮影したものを32枚合成してごにょごにょすると、こんな感じに見えなかったもくもくが現れてきます。通常ISO1600で撮影する所をノイズが増えるのを覚悟でISO4000まで上げてトータル1時間52分。ISO1600換算なら4時間40分相当。

だから何だと言われるとそれまでなのですが、長時間安定して撮影するシステム、得られたデータを画像処理するスキル、やっと自分もそんなレベルまでこれたかなと思える撮影でした。(強調処理する過程で細部が溶けているのでまだまだですけど)
偶然飛び込んでくれた流星はおまけですが、ワンポイントになってくれたかなと思っています。
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