サブのサブ [カメラ]
北関東は今日も雨や時々雪が舞ったりする残念なお天気。こんな時用に暇を見て考えていた下書きをアップしてみました。
日頃メインに使っているコンデジはPanasonicの「DMC-LX3」というカメラ、それのサブという位置付けで長男と共用という形で自転車での練習時等に使ったりしているのがRICOHの「R8」というカメラです。デジ一のD300からするとサブのサブという事になります。その「R8」に代わるコンデジを考えようというのが本日の趣旨であります。
そもそものきっかけは今年控えている長男の中学校の修学旅行で、もう少し高感度に強くて手振れ補正も効くカメラの方が良い写真が残せるのでは...と考えていたところ、ここ2週間の間に各社から相次いで発表になった魅力的なデジカメ達に物欲を刺激されまくっているのが真実だったりします。
メインで使っているLX3のサブ機となるデジカメに要求するポイントを5点に絞り優先順位で並べると、
・携帯性
・広角端は最低でも換算28mmから
・高感度性能
・マニュアル露出
・手振れ補正
・マニュアルフォーカス
となります。この点をふまえて絞り込んでいくと残ったモデルは4機。それを表にまとめてみたのが下記の表です。
比較項目 | Ricoh CX3 | Panasonic DMC-TZ10 | SONY DSC-HX5V | Canon Powershot S90 |
センサー | 1/2.3型CMOS
(裏面照射型) |
1/2.33型CCD | 1/2.4型CMOS
(裏面照射型 Exmor R) |
1/1.7型CCD |
有効画素数 | 約1000万画素 | 1210万画素 | 1020万画素 | 約1000万画素 |
焦点距離 | 28~300mm | 25~300mm | 25~250mm | 28~105mm |
開放F値 | F3.5(W)~F5.6(T) | F3.3(W)~F4.9(T) | F3.5(W)~F5.5(T) | F2.0(W)~F4.9(T) |
シャッター速度 | 8、4、2、1~1/2000秒 | 60秒~1/2000秒 | 30~1/1600秒
(マニュアルモード時) |
15~1/1600秒
(全てのモード合わせて) |
絞り | - | F3.3~F6.3(W端) | - |
F2.0~F8.0(W) F4.9~F8.0(T)
|
ISO感度 | 80~3200 | 80~1600
1600~6400 (高感度モード時) |
125~3200 | 80~3200
(ローライト時12800) |
マニュアル露出 | × | ○ | ○ | ○ |
マニュアル フォーカス | ○ | × | × | ○ |
アスペクト比 3:2 | ○ | ○ | × | × |
連写 | 約5コマ/秒 | 約1.8コマ/秒 | 10コマ/秒 | 約0.9コマ/秒(オート時) |
GPS | × | ○ | ○ | × |
特徴 | インターバルタイマー | ライカ DC VARIO-ELMAR
マニュアル露出搭載 |
ソニーGレンズ
メカニカルシャッター |
3:2ガイド表示有り |
こうして表にしてみると各モデルとも魅力的な機能が入っているのですが、1台としてみると自分的には帯に短し襷に長しなモデルが多いです。この機能がついていれば間違いなくいっちゃうんだけどなぁというもどかしい状況です。
・Ricoh CX3
○:裏面照射型CMOSの搭載。GRDIIIで用いられたノイズリダクションの採用で高感度時のノイズ感が良くなったように思います。ネットにアップされた画像を見ているとISO800位でも使えるかなという印象です。
×:マニュアルフォーカスは選択出来ますが、マニュアル露出や絞り優先モードがないのが残念。手持ちのR8では「最小絞り固定」という機能があるので無理やり絞り込んだ状態にする事が出来るのですが、CX2以降この機能は削除されてしまいました。これがあると絞り優先モードが無くても絞りたい時に絞り込めるので重宝していたので残念です。
・Panasonic DMC-TZ10
○:広角端が25mmからとなり、マニュアル露出出来るようになったのは良いですね。
×:マニュアルフォーカスが出来ないのは光跡写真を撮る時などはちと辛いものがありそうです。ある程度のサンプル画像が見られるようになるまでは評価待ちですね。
・SONY DSC-HX5V
○:なんと言ってもソニーの誇る裏面照射型CMOS「Exmor R」の搭載。それによる10コマ/秒の連写性能。(コンデジに何を求めているのかと言われそうですが...)
広角端も25mmからという事で理想的。「光学式手ブレ補正/アクティブモード」などの採用により動画の方も期待出来る仕上がりになっているので、スキーの時に嵩張るLX3を持ち出さなくても良くなりそうです。
×:LX3で多用しているアスペクト比3:2が選択出来ないのが残念です。マニュアル露出は出来るけど、マニュアルフォーカスが出来ないのもこれもTZ10の所で書いたような理由でマイナス点。
・Canon Powershot S90
○:マニュアル露出・マニュアルフォーカスが選択出きるのは良いです。お知り合いさんが実際に使われていますが、撮られた写真を見ていると夜景にも強いように思います。本体がコンパクトなのでサイクルジャージの背中のポケットに入れても邪魔にならなそうなのが良いです。
×:HX5Vと同じくアスペクト比3:2が選択出来ないのがマイナス点。ただ液晶上下をマスキングする3:2ガイド表示は出来るので後からの切り出しを考えたフレーミングは出来そうです。(ファームで追加出来そうな機能なんですけどねぇ)
動画に関しては余り期待出来なさそうな印象。
以上、4つのモデルについて自分なりの○と×を挙げてみました。
TZ10とHX5VはGPS搭載を売りにしているモデルです。自転車のサイクルコンピューターではすでにGPSで走行ログを記録出来るものを使っているので、あとからどこそこに行ったというのを地図で確認したりする事の楽しさは分かっているのですが、カメラにGPSが付く事で後でこんな所にも行ったんだ的な面白さが加わるのが良いですね。この点なんて長男の修学旅行にはぴったりのような気がします。(自転車的にはいつも決まったコースを走ってばかりですけど...)
当初は動画性能はあまり要求してなかったのですが、先日のスキーで子供達の滑る様子をLX3で動画撮影したというのもあり、ビデオカメラを携帯しなくてもそこそこの動画が撮れるのはやはり便利だと思うようになりました。LX3で感じていた「もうちょっと滑らかに撮れたらよいのになぁ」という点が、HX5Vだと見事に解消されそうで正直強い関心があります。
アスペクト比3:2での撮影は諦める(加工で対応)として、マニュアルフォーカスがないのが唯一のマイナスポイントでしょうか。そういう撮影のためにLX3があるようなものなので、ようは割り切りなんでしょうね。
LX3の後継機種の情報もちらほらとネットに流れ始めたので迷う所ですが、長男の修学旅行前には何らかの決断をしなければならなくなりそうです。
タグ:カメラ
う、うーむ、、どれも良いですね。
歪曲収差の少ない(処理後)のがいいなぁ
by maki (2010-02-12 22:44)
makiさん、こんばんは。
各社頑張っているのでいろいろと悩んでしまいます。今すぐ買う訳ではありませんが、こうやって考えている時間が楽しいです。
by HiroHero (2010-02-13 19:16)