今日夕 [朝景・夕景]
夕景:Panasonic DMC-LX3 [ダイナミック]
相変わらずの余震と計画というより無計画に感じる計画停電(もちろん節電には協力しています)、そしてどんどん事態が悪化していく原発。今日試しに地図ソフトで福島第一原発から自宅までの直線距離を計ってみたら126km。これまた微妙な距離です。
数年前に読んだ「天空の蜂」という原発を題材にした東野圭吾さんのサスペンス小説を何となく思い出してざっと読み返してみました。物語の中での犯人の言葉、
「沈黙する群衆に、原子炉のことを忘れさせてはならない。その存在に気づかぬふりをさせてはならない。自分達のすぐそばにあることをいつも意識させ、そのことの意味を考えさせねばならない。そして彼等に道を選ばせなければならない。」
小説ではその役目をテロリストが演じていましたが、現実でその事を気づかせてくれたのは自然でした。電化製品に囲まれた便利な生活。その電化製品を動かすための電気はどこから来ているのか?
自分も頭の片隅にはぼんやりとした意識として捉えていましたが、いざ現実として目の前に展開されると、もう後戻り出来ない所に来てしまったのだと改めて思います。
10数年前に「朝まで生テレビ」という番組で原発の是非を問うテーマがありましたが、あの時憎たらしい位に「原発は何重もの安全措置が取られているので大丈夫」と豪語していた推進派の担当者に今のこの状況の感想を聞いてみたいです。
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