画像処理の深淵 [星景]
星景:Canon EOS Kiss X4 TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1
Astronomik EOS Clip-Filter CLS使用
2012:06:02 01:22:55〜 SS:239sec f:3.5 ISO:800 10コマ合成 Higlasi-1Aにて追尾 (トリミング)
こういう望遠レンズで星の写真を撮るようになると次に当たる壁が画像処理という壁。専用のソフトを使えば比較的簡単な操作で出来るようですが安価なレンズ1本が買えるお値段だったりするので、フリーソフトとフォトショップだけで何とかしております。
フラット撮影風景
今日はその画像処理で必要になるフラット画像を撮ってみました。レンズの周辺減光やゴミ、望遠鏡を使用して撮った時のケラレなどを補正するため、均一な光源を撮った何も写っていない明るい画像です。
レンズ先端にビニール袋を被せて空に向けて撮る人。LEDフラットパネルなどを使用する方などなど。自分はどうしようかなぁと考えていた時に銀塩時代に使っていたポジ確認用のライトボックスを発掘してきて使ってみました。(10年以上使っていないのに未だに安定して使える事にびっくり)
網状星雲部分アップ
1枚目の画像はそうして撮ったフラット画像とともに熱ノイズなどのノイズ除去に利用するダーク画像も使って正式(!?)に処理した画像をフォトショップで再処理したもの。
便利なもので、先人達がブログ等で処理の過程を分かり易く説明して下さっているので、見様見真似で星マスクと星雲マスクを作成し画像処理してみました。
ただ合成したものに比べると星雲の色を個別に強調出来たりしてワンランクアップしたような気になりますが、やはり元画像をしっかりと撮る事が肝心ですね。
大きな望遠鏡等は使っていませんが、ポタ赤と手持ちのレンズでこれだけ撮れれば撮影の幅はかなり広がりますね。出来ればもう一台ガイド可能な赤道儀が欲しい今日この頃。
天体写真の画像処理はホントに奥が深くて、
僕も悪戦苦闘しています。
しっかりした赤道儀が欲しい気持ち、非常に良く分ります。
by kane (2012-06-05 19:40)