星景レンズ -2- [星景]
星野(北アメリカ星雲とサドル周辺):Canon EOS Kiss X4 Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D
Astronomik EOS Clip-Filter CLS Higlasi-1Aにて追尾
2012:09:07 23:06:40~ SS:178sec f2.8 x1 299sec f4.0 x1 300sec f4.0 x8 ISO:1600
星野写真用のレンズとして85mm前後の焦点距離のレンズが欲しいなぁと兼ねてから思っていたのですが、狙っていたNikkorの85mmレンズ「Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D」が予算内でやっとゲット出来たので、東に下弦の月が昇り始めている状況ではありましたが自宅でテスト撮影してみました。
PhotoZoneのMTFグラフ
以前使っていたトキナーのAT-X16-28やタムロンのA05(17-35mm)の使用感がほぼ一致し、信頼出来るレビューサイトという印象を持っているPhotoZoneで周辺域の良さそうなレンズを調べて絞り込んだのがこのレンズです。開放F値は1.8ですが、DXボディでは2.8位から周辺描写が改善しているので、マウントアダプターを介してKiss X4に付けた時も安定して2.8から使えそうだというのが選択した理由です。
キヤノンのEFレンズでも同スペックのレンズがありますが、やはりフルサイズのD700で子供達の開放ボケボケ写真も撮りたいですからニコン用です。タムロンの90mmマクロ(開放F2.8)にも食指が動きましたが、やはり問題はあるとしてもいざという時に1.8が使えるのは大きいですからね。
最新モデルの「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」の方が数値的には良いのは分かっていたのですが、予算的なものとマウントアダプターを介してEOSボディで使った時に絞り環のあるDタイプレンズの方が使い易いのでこのレンズになりました。(がしかし、この時代のニコンのAFレンズはピントリングすかすかで外装つるつるのチープ感満載という諸刃の剣)
DPPA結果検証(タムロン180mmレンズ使用)
Higlasi-1AのDPPAモードでは180mmレンズで行ったので85mmレンズでは精度的に問題無し。前回の八方ヶ原遠征後にインターバルタイマー機能付きのケーブルレリースをX4とD700用に購入しておいたので、熱ノイズ対策にインターバル1分としてコンポジット用に複数枚撮影しました。若干の光害地+月明りという条件で色かぶり修正が大変でしたが、ここまで写ってくれれば撮影の幅が増えて助かります。
ちなみにこのレンズの普段使い用途としては背景ボケボケのこんなイメージでしょうかね。AFでも何とかピンがきます。(しかし、誰に似たんだか鼻低いなぁ...)
スナップ:Nikon D700 Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D
デジタルカメラって赤色に対する感度が高くないですか。
以前はコダックの103aフィルムを使わないとなかなか写せなかった
北アメリカ星雲が細部まできれいに写っていますね。
by 青竹 (2012-09-08 19:02)
青竹さん、こんばんは。
あれこれ画像処理をして強調しているのもあるかと思います(^^ゞ
フジのFinepix S5proとかキヤノンの天体向けデジカメ60Daなどノーマル状態でも良く赤い散光星雲が写るデジカメもありますが、これはノーマルのX4ボディに光害除去フィルターを使っている効果で結果的に写り難い散光星雲が写るようになっています。(その分露出時間は多めに掛ります)
自分がフィルムで撮っていた時は赤い星雲といったらサクラカラーのフィルムを良く使っていました。
by HiroHero (2012-09-08 19:56)
レンズといえば!
先日、所見をいただいた、ファームウエアのアップデートの件
レンズの方の接続中に、ケーブルを引っこ抜いてしまった!って件
レンズの基盤交換と相成りました@@;<保証期間中で良かったです。
(--;)じゃなかったら、いったいいくらかかったか・・・
by me-co (2012-09-09 22:53)
me-coさん、こんにちは。
やはり基盤交換でしたか。
アッセンブリーで交換・復活になるのはありがたいにしても、
保険期間でないとちょっと怖いですよね。
自分もファームアップの際には気をつけたいと思います。
by HiroHero (2012-09-13 12:46)