雨の日のミュージアム [星景]
星景(日光・戦場ケ原):Nikon D5000 TOKINA AT-X 107 DX Fisheye
週の半ば位までは金曜日辺りに天気が良さそうな予報だったのですが、蓋を開けてみれば曇りや雨模様...。(写真は在庫から) 星の「ほ」の時もない生活を送っていましたが、二男が小学校で貰ってきた市内のイベントチラシの中に載っていた近くのミュージアムでの写真展「星のある風景」が気になったので、ギャラリートークが行なわれる午後2時に合わせて出掛けてみました。
長嶋厚樹写真展とありますが、氏は同じ旧町内にお住いの方だったとか。その写真は何かの媒体で目にした事がありましたが、まさか同郷の方だとは思ってもみませんでした。
ギャラリートーク風景
フィルムとデジタルで撮られた星のある風景写真の数々がギャラリースペースに展示されています。(ギャラリートーク風景の掲載はご本人に許可を得ております)
デジタルカメラの高感度化で短時間露出で星と風景を同時に写し込めるようになり、星が点像に写っている写真はほぼデジタルカメラで撮られたものとか。逆に日周運動を撮影したものはフィルムがほとんどとの事。北海道の美瑛や知床半島、ニュージーランドなど景勝地での写真の他に地元栃木県の渡良瀬遊水池での写真も織り交ぜられて展示されていました。
星景インターバル:Nikon D5000 TOKINA AT-X 107 DX Fisheye
個人的に圧巻だったのは、4x5フィルムで撮られた4時間に渡る日周運動の写真。軌跡のシャープさや階調の豊かさなど、上の写真のような自分のぴん甘ななんちゃって日周運動の写真とはレベルの差を感じましたです。
デジカメのローパスフィルターを外していないのかとの質問がありましたが、氏は風景の色被り補正等を考えて外していないとの事でした。展示されていた撮影機材はフィルムがペンタの6x7(吸引改造)、デジカメがKiss X2だったかな。星の滲み具合に馴染みがあるなぁと思ってみていたらひっそりとケンコーのフィルター「SOFTON A」も展示されていました。
お小遣いに限りがあったので展示会名と同名の写真集を購入する事は出来ませんでしたが、天体写真撮影への良い刺激を頂いてきました。月齢は新月を過ぎて輝きを戻しつつあります。拝見していた星のある風景写真は月明りを効果的に使って風景を浮かび上がらせていたので、月があるなりに積極的に写真を撮りに出掛けるのもありかなと思いました。機材も徐々に整いつつあるし、あとは晴れてくれるだけなんですが...。
この写真展は9/15(土)~10/8(月)まで。9/30(日)には中山美佳さんのピアノコンサート「宇宙を感じる!」が、10/7(日)には同じく午後2時からギャラリートークが行なわれるとの事です。観覧には大人300円の入場料が掛りますが、お時間のある方は足を向けてみても面白いかもしれません。詳しくはさくら市ミュージアムまで。このミュージアムは鋸(のこぎり)の歴史が見られるマニアックな常設展示もあります。鋸フェチの方にはお勧めです(^_^;)
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