星景 (庭撮り編 130117) [星景]
星野(オリオン座中心部):Nikon D5100 AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G
LPS-P2-FF / Vixen SP赤道儀にて追尾
2013:01:17 23:35:21~ SS:38sec,120sec f:3.2 ISO:2500 各1
SS:180sec f:3.2 ISO:2500 x2 , SS:150sec f:3.5 ISO:3200 x4 計8枚コンポジット
大きい、重い(Higlasi-1Aには耐荷重の問題で微妙)、マウントアダプターを介すとまた外れなくなった時のダメージが大きいと星野写真への使用に躊躇してきた「AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G」。今年最初の遠征の時にSP赤道儀とD5100の組み合わせで試写してみたら短時間の露出だったらいけそうな感じだったので、D5100用の光害除去フィルター「LPS-P2-FF」の到着を待って先週の木曜日に庭撮りしていました。
D5100用LPS-P2-FFフィルター
キヤノン製ボディで使っていたのは「Astronomik EOS Clip-Filter CLS」という光害除去フィルターでしたが、ニコン用で使用可能なのはこの手のフィルターとして有名なLPS-P2というフィルターしか選択肢がありませんでした。D5000を使っていた時はまだこのFFタイプ(ボディ内に取付)のフィルターが無かったので、使えるのはレンズのフィルター枠に取り付けるタイプの汎用品のみ。これだとレンズのフィルター径毎にフィルターが必要になり広角から中望遠で星景・星野写真を撮る自分にはコストの面で断念していました。(広角レンズの場合、入射角の問題も出てきます)
キヤノンのX6iとこのD5100と迷った時にD5100用のFFフィルターが発売になっていたというのもD5100選択のひと押しとなりました。
光害除去フィルター比較
光害除去フィルターといってもその性格は若干違います。一番上がD5100用に入手したLPS-P2フィルター、中段がKissX4で使っていたAstronomik社製のCLS(City Light Suppression)フィルター(無改造ボディ用)、下段が天体改造KissX2で使っているCLS-CCDフィルターのものです。LPS-P2フィルターは水銀灯などの特定の波長をピンポイントでカットする小さい谷があるのに対しCLSフィルターは結構ざっくりカットしています。
この違いかどうかは分かりませんが、カブリ補正等がやり易く感じるのはLPS-P2フィルターの方だったりします。
やはり使い慣れたニコン機で光害除去フィルターが使えるのは嬉しいですね。ただし問題点が1つ。手持ちのレンズ「Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D」や「Ai AF Nikkor 85mm f/1.8D」ではマウント後端に凸状になっている部分があり、これがFFフィルターと干渉してこのままだとレンズを取付する事が出来ません。件の凸はレンズの後玉が置いた時に直接触れないようについているらしいとの事で削り取っても問題ないとのことですが、ほとんど星景用のレンズといってもなかなかその勇気が出ません。D5100用にGタイプの単焦点レンズが欲しい今日この頃。
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